ピラティスを続けていると少しずつ変わること ― 体の土台を育てる ―
1.「どれくらいで変わりますか?」というご質問
「ピラティスって、どれくらいで変わりますか?」と、お客様からご質問をいただくことがあります。
体を動かし始めると、「いつ頃変化を感じられるのか」は誰もが気になることだと思います。けれど、ピラティスの場合、大きな変化がすぐに現れるというよりも、気づかないほどの小さな変化が少しずつ積み重なっていくことが多いです。
2.体はゆっくり変化を覚えていきます
最初の頃は、動きを覚えることや、言われた通りに体を動かそうとすることで精一杯だった方も、ある日ふと「今日は呼吸がしやすい気がする」「立っているのが少し楽かもしれない」と感じることがあります。
それは特別なことをしたからではなく、続けてきた時間の中で体の使い方が少しずつ変わってきたサインです。呼吸が入りやすくなったり、余分な力が抜けたりするのは、関節の位置関係が整い、必要な筋肉が適切なタイミングで働き始めている状態ともいえます。
ピラティスでは、特定の筋肉だけを強くするというよりも、体を支える深い部分の筋肉が先に働き、その上で大きな筋肉が無理なく動ける状態を目指していきます。こうした順序が整ってくると、同じ動きでも以前より楽に感じられるようになります。
無理に姿勢を正そうとしなくても、体の支えが整うことで自然と動きやすい位置に戻っていきます。
3.体の土台を育てるということ
長い時間をかけて作られてきた体は、一朝一夕に大きく変わるものではありません。けれど、それは変わらないという意味ではなく、無理なく続けていくことで、体が少しずつ新しい動き方を覚えていくということでもあります。
ピラティスは、何かを急いで変えるためのものではなく、自分の体の感覚に気づいていく時間でもあります。無理なく続けていくことで、自然な動きや楽な姿勢へとつながり、体の土台が少しずつ育っていきます。
4.それぞれのペースで続けていくために
体の変化のスピードは人それぞれです。大切なのは無理をせず、自分のペースで続けていくこと。スタジオでは、これからも一人ひとりの体の状態に合わせながら、安心して体を動かせる時間を大切にしていきたいと思っています。
小さな変化を感じながら、これからも心地よく体と向き合っていけますように。皆さまとレッスンの時間を重ねていけることを、楽しみにしています。
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